2012年7月19日木曜日

5週目です♥

月曜日、廊下の腰板がかなり貼れました。圧巻です。
また、トイレの手洗い台の下の物入れが、枠だけできました。
狭小トイレの手洗いは、当初の図面では奥行40cmくらいあったのですが、そこまで欲張ると狭くなってしまい、せっかくトイレを広げた意味がなくなってしまうということになりました。
田野口社長がいろいろ探してくださって、奥行25cmの台の上に乗る小さな手洗い台が見つかり、すでにコマチ家具に搬入されております。もうホントに、ようやく手を洗えるだけでも仕方ない、独立した手洗いが付けられるだけでラッキーと思っていたのですが、私の予想より立派な手洗いボウルが来ていました。水栓が手洗いボウルの横に付くタイプですので、奥行を取らずに済むようです。タンクレストイレの普及と共に、いろいろな商品が出てきているようです。



火曜日、廊下のモールが付きました。モールと腰壁、そして巾木で、壁のかなりの部分を木材が占めます。壁の上下を上質の木材で締めると、空間がぐっと決まり、壁紙が何倍も引き立ちます。
マンションの玄関や廊下なんて狭いし、ただの通路だと思っていましたが、壁紙と木材でこんなにも見せ場にできるのかと驚きです。まだ壁紙は貼られてないので、私の頭の中の妄想ですけど。



またこの日、洗面室内の収納庫が枠だけできていました。

洗面台の対面の壁は給排水のパイプスペースなのですが、壁の中にかなりの空間があり、同じマンションの方から、この壁の中に棚を造れるよと教えていただいていました。リフォームの暁には、絶対やろうと思っていた部分でした。

壁を上から下まで剥がしてみると、空間の左側に縦管が通っており、下部は給湯水ホースの集中管理スペースになっておりますが、それらを避ければ、かなりの収納棚が造れます。もともとただの壁だったのですから、腰上部分だけでも棚になってくれれば御の字と思っておりました。下の方は、万一、漏れが発生した時、漏れた部分だけ止められるように、入居前の水回りリフォーム時に集中管理式に施工していただいた部分ですので、ホース丸見えのままでも仕方ないと思っておりましたところ、この部分も奥行きの浅い収納スペースにして、奥の壁を引っ張って外せばホース部分が露出するように、施工されていました。「ここに収納を造りたい」と言っただけなのに、スペースを最大限に利用した、こちらの注文以上の出来栄えにびっくりです。


水曜日は、納戸奥の造作カウンターの一部ができ始めていました。納戸奥の腰窓の下に、机として使えるL字カウンターと、その両脇に棚、カウンター下の一部を収納にする予定で、これらは全て造作です。壁が斜めに張り出し、梁も2段階に折り上がって、大変複雑な部分です。この部屋は家具を置かず、全て造作で目一杯の収納を取りますので、見た目よりも機能重視のスペースです。

木曜日には、造作カウンターがL字に仕上がっていました。下部の収納の一部もできあがっています。
そしてついに、塗装が始まりました。腰板と巾木、ドア枠が白く塗られ、玄関・廊下が見違えるようです。私の妄想も、一段と盛り上がります♪
土曜日、塗装屋さんのIさんにお目にかかりました。
「どうも-。ペンキ屋です-。」と、人の良さそうな笑顔。腕は特級だそうです。

木・金の2日間で、腰板・巾木・モール・ドア枠が白くなり、嬉しかったのですが、よく見るとかなり木目が透けて見え、今までにお邪魔した皆様のおうちと何か違う-?? お尋ねしましたところ、あと2回も塗るそうです。「まだ下塗りだからね-。」そうですかぁ-3回もね。。。
確かに、納戸や洗面室の造作収納の合板パネルとは、白は白でも全く違う見え方です。恐らく、年月が経てば経つほど、その差は広がるのではないでしょうか。




土曜日の午後は今週も、コマチ家具へ避難です。そろそろ、収納棚の取付位置や奥行、棚板の枚数やハンガーパイプの高さを最終決定しなければなりません。寝室内ウォークインクローゼットの中に、布団棚を付けるのですが、今までの押し入れほどの奥行はなくても良いかな。奥行60cm、高さ100cmで良いですか、変更するならお早めに-と言われて帰宅したら、もう棚の骨組みができていました。早っ!! もうこれでいいや、ちょうど良い感じです。
腰板見て妄想してる場合じゃありませんでした。こういうこと、田野口社長におんぶに抱っこじゃなくて、もっと自分でも真剣に考えないといけませんでした(反省)。
しかし、何もない壁面だけから、棚の高さや奥行を想像するのって、けっこう難しいものです。何を入れるのか、ある程度決めないと、イメージが湧きません。納戸の梁下の、洋服ハンガースペース奥の浅い物入れには、主に鞄を入れたいと思っています。旅行用のトランクや、キャリーバッグ等、毎日使うものではありませんが、しまうのにはある程度のスペースが必要です。大きい物が収まってくれれば、小物は何とかなるかなと、反省した直後なのに楽観的。ごめんなさい、社長。

ドアはただ今、建具屋さんに作っていただいています。1枚の板に、モールのような装飾を貼って、穴を開けてステンドガラスを入れたりするのかと思っておりましたら、全く違っていました。
無垢板1枚でドアを造ったら、反ったり割れたりして暴れるため、何枚もの板を合わせて造るそうですが、それも釘等を打つのではなく、組み木のように片方に溝を造り、もう片方をそこにはめ込んで作っていくそうです()。なるほど、だからステンドガラスが初めから付いていたようにはまってるんですね。

そんな技を持った建具屋さんは、何でも既製品のこの時代、ほとんどいなくなってしまったそうで、今、我が家のドアや窓枠をお願いしている職人さんも、ホントは引退ご希望のところ、お引留めして特別にお仕事していただいているそうです。
おうちでさえ、工場で作ったパネルを現地で組み立てて、1日で家らしき物が出来上がる時代です。ドアや枠や腰板を木材で組み上げて3回も塗装するなんて、思えば大変贅沢なことです。そこまでやらなくてもとお思いの方もいらっしゃると思いますが、やはり仕上がりが違います。
塗装屋さんも、今は外壁塗装ばかりだとか。ローラーで外壁を塗るだけなら簡単だそうですが、土曜日にお目にかかったIさんは、床の養生なしでも巾木を塗り上げる技術をお持ちだそうです。垂れたりはみ出したりしないんですね。
完成後を見ただけではわからない、プロの職人技に驚きの連続です。