2012年6月15日金曜日

ついに着工いたしました!

おかげさまで、着工いたしました。
直前の準備は、それはそれは大変でした!
やはり本気じゃなければできませんし、同居家族の中に反対者がいたら、到底ムリです。
何とか穏便にダンナを騙し騙し、リフォームに持ち込もうと思っていた時期もありましたが、それは甘かったと思い知らされました。家の半分だけでも、もうホントに大変。
コマチ先輩のKさんは、5回のリフォームを経て夢のようなおうちにお住まいですが、こんなことを5回もされたのかと思うと、改めて心の底から尊敬します。
結局、ベッド本体とテレビ台のみを残し、ダイニングセットやリビングのカウチ&ウイングチェアも、コマチ家具さんにお預かりいただくことにいたしました。まさしく、寝る所と食べる所だけの確保です。
テーブルは、コマチ家具のお客様からの不要引取り品で倉庫にあった現代物の丸いのをお借りし、椅子は昔使っていた折り畳みの安物が出てきましたので、それで凌ぎます。お借りしたテーブルは、今後リフォームをなさる皆様もお使いになるかもしれない共用品ですので、大事に使わせていただきます。どなたか今後、間に合わせの椅子がご入用でしたら、お貸しいたします。惜しげなくお使いいただいてけっこうでございます。(^^)
照明もすべて外しました。1期の工事エリアは、裸電球に針金のガードがついた工事用の電気を、天井から剥き出しになった配線に直接繋いでいただき、居住空間も納戸部屋に残っていた、ホームセンターで8千円で買った円盤型の蛍光灯をつけて、とりあえず生活はできます。
天井まで段ボールが積み上がり、間に合わせの家具と照明、足元にプラスチックケースやビニールで覆われた物が転がって、理想の空間とは程遠い状況に、私は今にも発狂しそうです。
しかし、これは産みの苦しみ。がんばらねば。
一方、実用一辺倒のダンナは、もともと蛍光灯の眩しい灯りが大好きでしたから、明るくなったし広くなったなと言って、全然へっちゃらのようです。あ-もう、このインテリア音痴のダンナにつける薬も、コマチ家具で売ってませんでしょうか?! 高くても買いますっ!!
初日、家にいても私にできることはないので、普通に出社しましたが、おうちがどうなっているのかすごく気になって、飛んで帰りました。マンションのエレベーターから我が家まで、共用廊下がブルーシートで養生され、造り付けの下駄箱の扉、寝室・納戸部屋のドアが撤去されており、寝室クローゼットと寝室・納戸部屋の間の壁も、取り払われておりました。
マンションの壁って、こんなにちゃちなのか-とびっくり。壁を抜くというのは、すごく大変なことかと思っていましたが、1日で壊せちゃうんですね。コンセントのあった辺りの床から、電気の線が出ていますし、新築当時ついていたらしい、壁付けのTES暖房パネルの名残のガス管らしきものが同様に床から出て生えています。上から垂れ下がってるコードは、何の線だろう?? テレビのジャックも動かす予定ですが、どうやってやるのかしら? 梁の一部が露出していますが、けっこうしっかりしてます。ベッド上の梁下にダウンライトを仕込むなんていう案もありましたが、できるのかな?
着工直前は忙しく、コマチ家具に行けなかった週もありましたので、照明のプランニングは途中までしか聞いていないままの着工です。照明につきましては、また日を改めまして、ご紹介したいと思います。(今ちょっと、忙しい・・・(涙))
初日は、居住空間の方は、思ったほど埃になっていませんでした。閉めていても、埃が家中に回ると皆様から聞いておりましたので、覚悟して帰りましたが、まだこれからのようです。今は壊すだけですが、これから新しい壁を造る工事が始まると、物凄いとのことです。
新しいマンションですと、24時間換気が回っていますので、止めなかったら1日でフィルターが真っ黒になったと聞きました。我が家は古いため24時間換気はないですし、お風呂の換気扇もたまにしか掃除しないので、もともと汚いんですけど、とりあえず毎朝、お風呂の換気扇だけは止めて出ることにしました。まぁ気持ちだけ、対策ってことで。そのうち忘れてやらなくなりそうですが。
洗面台と洗濯機も、いつまで使えるのかな?洗濯機は狭小風呂場に押し込む予定でしたが、風呂場の蛇口と洗濯機は繋げないかもしれません。夏場なのに、家で洗濯できなかったらどうしようと心配です。ネットでコインランドリーを探したのですがヒットせず、困ったなぁと思っていたら、ダンナが、うちのマンションの裏にあるよと言うので、近いうちに見に行かなくては。あ-忙しい。
思い出したように銀行から電話があり、審査中のローンについて、保証会社から「どうしてご主人様ではなく奥様がローンを組まれるのですか」と確認が来ているとのこと。うるさいな、うちの勝手じゃんと思いましたが、別に小細工する必要もないと思い、「ダンナが大反対のリフォームを、押し切って私がやるので、ローンは私が組む」とそのまま回答しました。とりあえず、それで済んだようです。大きいお金を借りるのは人生で初めてですので、何事も勉強です。共働きで他にローンもなく、問題はないと思って軽く見ておりましたが、いろんなこと聞かれるんですね。
来週末、銀行にローンの契約に行って参ります。持ち物の中にダンナ(担保提供者)も含まれます。首に縄つけて連れて行かなくては。
よく、家を新築後、病気になるという話を聞きますが、初めてわかる気がしました。マンション購入時は箱を買うだけでしたので、それほどでもありませんでしたが、土地から購入され、上物をお建てになる方、さぞかしご心労が大きいこととお察しいたします。何もかも1つずつ決めなければなりませんし、お金のこと、引越しの手配、お子さんがいらしたら学校の問題もおありでしょう。体調が悪くなられても、不思議じゃないかもしれません。
でも多くの日本人にとって、家を買うということは、一生に一度の大イベントです。残念ながら、大抵の日本の家は、そのまま満足して一生を過ごせるものではないと思います。イギリスでは、小さな家を少しずつ自分で作り替え、機能も内装も向上させてより高い値段で売却し、少しずつ広い家に住み替えていくということが一般的だそうで、機能や内装の向上が中古住宅の評価の向上に結びつくそうです。日本も早く、そのような住宅環境になると良いと願っております。

工事中の画像も一部ですが公開いたします。
解体された壁が無残な姿に。
もう後戻りはできない…